こんにちは、素潜り屋バリの喜古です。
今回は『巨大野生動物マンタ』と泳ぐための基本情報と注意点をご紹介します。
マンタの基本情報
先ずは「マンタってなに?」の方がいらっしゃるかも知れませんので・・・簡単に言うと『巨大なエイ』です。本当に大きいですよ。
横幅8mなんて大物に会ったことはないけど、小学生がそっくりそのまま飲み込まれそうな大口マンタは見かけます。体は大きくても食べているのは小さなプランクトン、人間を襲うことはありません。
大人のマンタはとにかく体が大きいのでホオジロザメやシャチでも襲ってこないそうです。天敵がいないから毒針を持つ必要がなかったのかも知れませんね。
好奇心丸出しでこちらに向かってくる姿を見ると『魚類の中では最も知能が発達した種』と言われているのも納得。餌付けをしてる訳でもないのに自分から寄ってきますよ。
はい。マンタは大きくて性格穏やか、好奇心旺盛で頭の良い生き物です。
どこでマンタと泳げるの?
バリ島周辺でマンタと泳げるスポットは、バリ島サヌールから東へ20km、スピードボートで40分程の距離にあるぺニダ島の海です。
離島には物凄く美しい海が広がってるんですが、その中でもマンタと泳げるポイントはぺニダ島南部にあるマンタベイと、マンタポイントになります。
このポイントまでの行き方は大きく分けて2つあります。
直接マンタポイントへ行く
バリ島のサヌールからボートチャーターして直接ぺニダ島のマンタポイントまで行き、シュノーケリング (ダイビング) をして戻ってくる方法。
もともとはダイビング会社が催行しているこの行き方が主流だったようです。離島に上陸せずサヌール発着で完結するツアーですね。
この行き方のメリットは内容がシンプルで所要時間が短いこと、デメリットは出発してからずっと船上で過ごすので船酔いが心配なこと、離島に上陸できないことです。
島でシュノーケリングボートに乗り換える
もう一つの行き方は、サヌールからスピードボートで離島に渡り、そこでシュノーケリングボートに乗り換えてポイントに行く方法。素潜り屋バリでご案内しているツアーもこの行き方になります。
一番のメリットは島に上陸できること、上陸して初めて感じる島の魅力がありますし、島内観光やマングローブカヤックなどシュノーケリング以外の島遊びも楽しめます。デメリットはマンタベイやマンタポイントまで遠いので料金が高くなることです。
マンタと泳ぐための注意点
簡単にマンタと泳げれば良いんですけどね・・・やっぱりいくつかのハードルがあります。僕自身の経験ではシュノーケリング初心者の方には難しく、船酔いされる方にはおすすめできません。
マンタベイの遭遇率は潮回りで変動する
これはマンタに限った話しではないんですが、海のコンディションは潮の干満によって大きく変動します。時に満月と新月を含む3日間は大潮といわれ潮位の変化が大きいです。
僕の経験では、大潮の満潮に向かっている時間帯が一番マンタとの遭遇率が高いように感じています。逆に干潮に向かう引き潮の時間帯は厳しいです。
特に遭遇率が高いのは満月か翌日の朝が狙い目です。「絶対にマンタと泳ぎたい」と思う方は下の大潮カレンダーを参考にしてください。
ポイント混雑でマンタ遭遇率が下がっている
近年の離島人気でポイントが物凄く混雑する時間帯があります。マンタも悠々泳ぎたいと思うのか、ポイントが混雑している時はちょっと顔を出して直ぐにいなくなっちゃいます。
朝8:00までにマンタベイに到着できればポイントも空いているので遭遇率は上がります。ただ、その時間に行くには前泊が必須になります。
波の影響を受けやすく海水温が低い
インド洋に面しているので波の影響を受けやすく、あんまりにも波が大きい時にはポイントまで行けずに引き返すこともあります。
ポイントについてからもマンタを探す時間があるので船酔いが心配な方にはおすすめできません。
また基本的に海水温が低く、僕は水着で泳ぐのは嫌だなと思ってます。みんな水着で泳いでますがウェットスーツが必要なくらいの海水温だと考えてください。
マンタ以外に見るものがない
マンタベイは水深が8m前後あり、透明度も悪いことが多いので、サンゴ礁や綺麗な魚を見ることができません。ボート上からマンタを探して見つけられない場合は海に入らず他のポイントに移動します。
ツアー会社によっては「とりあえず海に入って探してみましょう」と案内するところもありますが、どんなに運が良くても海の中で偶然マンタと遭遇するなんてことはないと思います。
サンゴ礁と綺麗な魚が見れるポイントまでも距離があるので、マンタがいなかった場合は気まずい雰囲気で移動することになります。
マンタと泳ぐのに必要なこと
ここまでマンタベイのハードルを上げることばかり書いてきましたが、逆に注意点を考慮にすればマンタと泳ぐ確率を上げることができます。
クリア条件の中でも一番難しいのが、バリ島旅行の日程を満月か新月に合わせることだと思います。
「マンタと泳ぐ為に旅行の日程まで調整できない」という方がほとんどだと思いますが、実際に狙い定めてバリ島旅行を計画されるお客様もいらっしゃいます。
更にレンボンガン島に前泊しなくてはいけないのですが、その点は楽しいことの方が大きいと思いますよ。
マンタベイに行かなかったとしてもレンボンガン島に泊まるのは凄くおすすめです。
素潜り屋バリのレンボンガン島宿泊ツアー
素潜り屋バリではガイドも島に泊まって2日間をご案内するレンボンガン島宿泊ツアーを企画催行しています。ツアー日が満月か新月含む3日間でしたら、2日目にマンタベイへのご案内も可能です。
元々はお客様のご希望に応える為に始めたオーダーメイドツアーでしたが、ある程度の流れは決まっているのでここでご紹介します。
ツアーの流れ
(イエローブリッジ・チュニガン島・夕日スポット)
このスケジュールから足したり引いたりして、ご希望に合わせたツアーをご案内しています。
例えば、「初日のシュノーケリングを3ポイントにしたい」とか「マングローブは見たことあるから無しでOK」といった感じです。
お客様にとってのメリットは、レンボンガン島でのホテルチェックインやお買い物など、僕たちが全てお手伝いできることです。
離島宿泊に必要ない大きな荷物も無料でお預かりしているので、身軽にレンボンガン島に渡れますよ。
ツアー詳細
ツアー料金 | マンタベイ無し 大人 $220 / 子供 $120 (6~12歳) マンタベイ有り 大人 $250 / 子供 $130 (8~12歳) |
所要時間 | 2日間 (08:10 ~ 翌14:30) | 催行人数 | 大人2名様からご案内可能です (1名様の場合はお問い合せください) |
含まれるもの | ホテル送迎・往復スピードボート・シュノーケリング器材・写真撮影サービス・昼食・ミネラルウォーター | 含まれないもの | レンボンガン島のホテル代・夕食代 ホテルの相場は1部屋5,000円~15,000円くらい |
無料送迎 | クタ・レギャン・スミニャック・ヌサドゥア・ジンバラン・サヌール (チャングー・ウルワツ・ウブドは片道1台+$5となります) |
お支払い方法 | 当日に現金にてお支払いください (インドネシアルピア・日本円は当日のレート換算になります) |
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まとめ
はい。今回も長くなりました。
レンボンガン島宿泊ツアーはリピーターさんに大人気のツアーです。皆さん「次回はレンボンガン島に泊まってみたい」と思うんですね。
タイミングが合えばマンタベイもご案内できるのでお気軽にお問い合わせください。
メールアドレス:sumoguriya.bali@gmail.com
では、またー🙌
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